今オフ、投手の獲得が注目されたが、「これで昨年以上の成績を上げられるかどうか」という点からみれば戦力補強には失敗したといっていい。これは獲得した選手の質が悪いからではなく、昨年が出来過ぎだったからだ。これを補うには、全体的な底上げしかない。ただし、他球団と比べた場合、贅沢すぎる悩みである。
相変わらず、肩、パワー、足など身体能力の高さが特徴である選手ばかり。ポスト中村ではなく、中村以上の捕手を育てるビジョンがほしい。今年も中村頼りか？ある意味、一貫性のある育成ができているといえないこともない。
内外野ともにユーティリティープレイヤーばかりで、個性がない。最初からレギュラーが決まっているのでは競争にならないので、各選手、もっと個性を。器用貧乏脱出を。
守備が悪く、打撃もまあまあ、という外野陣。しかしながら、層の厚さは（兼任外野手を含めれば）12球団一である。これもユーティリティー教育の賜物だ。でも、とりあえず守備は鍛えてくれないだろうか。