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Big Adventure Ticket 競馬のページです。


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所長の万馬券ヒッツ

予想の仕方です。 

1 予想の機軸、予想の仕方

2 血統 1 系統

3 血統 2 各種牡馬

4 ジョッキー

5 競馬場 施設

6 馬場状態 展開

7 時計 斤量

8 新聞

9 買い方

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1   予想の機軸、予想の仕方   

T 競馬に対するスタンス

 競馬の予想は下手ではない。100万馬券を取ったこともないし、窓口で帯封を受け取ったことも無いが、大きく損したこともない。所詮趣味の競馬なのでレートが小さいのだ。だが、ボーズで帰った経験は記憶に無いし、回収率も通算すると90%程度はあると思う。

 競馬で大きく儲けたいとも思わない。考えることが好きだから、当たったときの快感がたまらないのだ。難しいレースが当たったときほどうれしいから、当然配当が大きいほうがうれしい。それに、趣味だからといってお金を湯水のごとく使うほど馬鹿ではない。当然、プラスになったほうがいいに決まっている。儲かったらうれしいしが、別に儲からなくてもいいと思っている。損さえしなければいいと思っている。

 競馬は趣味だから、考えるのが楽しい。だからこそ毎回当てたい。毎回当てにいって、はずれても別にいい。なんとなく「これが当たったら儲かるなあ」という買い方はしない。必ず当てにいく。だから、儲けようという買い方はしない。

 競馬の基本は「どの馬が一番強いか」かもしれないが、予想の基本は「どの馬が一着でゴールするか」である。強い馬が勝つ、というレースは競馬としては面白いが、予想をする上ではつまらない。だからさまざまなファクターが入り乱れ、難しいほうが面白い。不確定要素が多いほうが面白い。だから、地方競馬でも中央競馬でも面白いが、どちらかというと中央競馬のほうが距離、競馬場にバリエーションがあっていろいろあって面白い。毎回同じより、少しづつ違っていたほうが面白い。

 そういう違った要素を何度も見て、経験を重ねて、傾向を見つけることで、自分の予想がなお当たれば、競馬はもっと面白くなる。懐も潤う。趣味として、長く続けたいから、競馬の研究を重ね、もっとうまくなりたい。

U 着順を決める要素

 競馬の着順を決める要素は数多くある。これをうまくつかむことが大事だ。考えられるだけ列挙してみよう。

1 馬の力 2 馬の調子 3 レースに対する適性  4 展開 5 騎手の巧拙 6 枠順 

こんなところだろうか。馬の力を見極めるには成績、時計の分析が必要だ。予想のプロであるトラックマンの印も参考にする。血統や調教師の傾向から成長具合を読み取るのも必要だろう。馬の調子は調教、関係者のコメントのほか、ローテーションなどから推測する。レース適性にはいろいろあって、芝・ダート、距離、競馬場、馬場状況、季節に至るまでいろいろある。騎手の巧拙、展開は、予想するのが難しいが、これが競馬の醍醐味だろう。枠順も当然、内、外で有利不利が別れる。

 これを全て点数化して、一番点数が高い馬が勝つ、という予想をするのは手間がかかるが一番シンプルで簡単だ。が、これで当たるほど競馬は甘くない。レース適性や展開は全て連動しているから、狂いが生じたときに予想が全て崩壊するからだ。

 たとえば、ポイントをつけ、

馬の力 10 調子10  レース適性10  展開 5 騎手 5 枠順 3という点数をつけた馬Aと

馬の力 6  調子 6  レース適性6   展開 6 騎手 6 枠順 6という点数をつけた馬Bが対戦したとする。

 普通に考えれば合計43点をつけたAに36点をつけたBが勝つのは難しい。

 しかしAという馬は枠順が悪く、騎手もうまく裁けなかったとしたら、せっかく高得点をつけたAも勝つことは難しい。

 展開は全てに影響を及ぼすし、同様に馬の力や枠順なども展開に影響を及ぼす。そうすれば求められるレース適性もまったく違ったものになり、求められる馬の力も変わってくる。複雑で難しい、これが競馬の面白さだ。

 着順を決める要素で何が一番必要になるかを見つける力というのが求められる。そのレースはどんな力が求められるレースなのか?それを知った上でのジャッジが必要だ。

V 予想のスタンス

 予想のスタンスは所要時間によって異なる。短時間で当てにいくときは血統と馬柱から馬の力関係を推測して買う。が、基本的に時間があるときは考えられるだけ多くのファクターを検討し、そこから馬に順位をつけていく。レースの質を見極め、血統でジャッジする。これが私の基本スタンスだ。

レースの質のジャッジはどのように行うか?順番を示してみよう。

1 レースの距離・馬場状態

 そのレースは何メートルのレースなのか、その競馬場のどこに坂があるのか、馬場状態はどうなのか、という確認作業を行う。例えば小倉1200メートルは2コーナーポケットからレースが始まり、いきなり下って3コーナー、4コーナー直線と続き、上り坂がない小回りコース。ゴール前よりも向こう正面のほうが距離が長く、直線は短い。そのためダッシュ力のある馬が勝つことが多いのだが、開催後半になると馬場の内側は走りづらくなり、また窮屈になるため完全な外差し馬場になる。どの競馬場のどの距離はどんなレースになるか、ということをあらかじめ頭に入れ、また馬場状態も確認した上でレースの検討を始める。ただ、馬場は生き物、めまぐるしく変わる。そのレースの都度、確認するという形をとったほうがよい。

 確認ポイントは、レース距離、コース、馬場状態などなどだ。

2 レースのペース

 そのレースがハイペースなのか?スローペースなのか?これは重要な要素である。ハイペースであれば差し馬が有利だし、スローペースであれば先行馬が有利である。ただ、ハイペースであっても前の馬同士で決まることもある。これは馬場状態や、馬の特性などが大きく関係してくるし、序盤だけでなく、中盤のラップタイムについても予想が出来ると、結果は良くなるだろう。

 確認ポイントは、逃げ馬の数、ハナを切るであろう馬、ハナを切るであろう馬のラップタイム、ハナを切るであろう馬のジョッキー、追いかけるであろう馬のジョッキーなどだ。

3 レースの格

 未勝利戦と重賞ではレースの格が違う。これは当たり前だろう。格が違えば、当然、馬の力関係の質も違ってくるし、走破タイムも違ってくる。上位の馬ほど力差は少なく、単純な実力だけではなく、コースの得意、不得意やペースが大きく関係してくる。レースの格によって予想の仕方を変えるのはある程度は当たり前だ。

 確認ポイントは、斤量(ハンデか、別定か、定量戦か)、条件(未勝利、500万下、特別戦、牝馬限定など。地方だと選抜戦、交流戦も)、ステップレースかそうでないかなどだ。

 こうして、レースの質を見極めたうえで、このレースの勝負ポイントはどこなのかを決める。

  タイムなのか?上がり時計なのか?血統なのか?騎手なのか?脚質なのか?それとも複合的な要素なのか?そこから予想を確定するようにしている。基本的には血統分析が一番好きなので血統を見る。が、それだけではわからない。だからいろいろなところをチェックする。

W 馬券の種類の確定

 自信のあるレース、無いレースがある。コテコテの穴党なので、基本的に自信があるレースはおかしな馬が軸になっていることが多いが、私の場合、的中率に関しては自信があろうが無かろうがほぼ同じである。だから、基本的には自信がある、無いではなく、荒れるか、荒れないかを基準にして金額を振り分ける。荒れそうなレースには3パターンある。

1 絶対的な人気馬がいるが、その人気馬の実力が疑わしい。

これはとにかく手広く買った方がよい。オッズが明らかに偏るからだ。人気馬がいると、みんなが点数を絞りたがる。だから、ヒモの馬のオッズも明らかに偏る。人気馬が凡走したり、あるいは人気馬が入着してもヒモが荒れると高配当がつく。

2 2頭、あるいは3頭のマッチレースが予想されているが、脚質がバラバラである。

これもとにかく手広く買った方が良い。展開的に来そうな馬がたとえ4番人気でも面白いほど配当がつく。

3 出走馬の脚質がやたら偏っている。

これは逃げ馬ばかりだったり、差し馬ばかりだったりするときの話。逃げ馬ばかりだったら、逃げ馬を買うし、差し馬ばかりだったら、差し馬を買う。展開が向く?と思われているだけで実力以上に人気が偏るが、そんなに脚質が偏っていたら、ジョッキーだって考えて乗る。往々にして、逃げ馬ばかりだったら逃げ馬ばかりで決まるし、差し馬ばかりだったら、差し馬ばかりが来る。

逆に荒れないパターン。

1 人気馬の時計が優れていて、条件もあっている。

荒れることを祈るという不毛なことをするぐらいなら、予想をやめて宝くじを買う。買うのが予想じゃなくて、願望になるぐらいだったら、競馬をやめる。

2 人気、実力が拮抗している。

どれ勝っても配当がつくぞ!というパターン。どれ勝っても配当がつくかもしれないが、どれが勝っても驚くほどにはならない。オッズが平均化されている。そういうときこそ自分の予想のファクターに合う馬を絞って、券種も絞って点数も絞る。繰り返すが、買い目が願望になるぐらいだったら、競馬をやめる。

3 騎手のレベルが偏っている

人気馬に有力騎手が乗っている、というパターン。騎手のうまい下手は別として、思い切った騎乗をする騎手がいなければ、レースは荒れないので、展開が読みやすい。そうなるとみんなの予想が近くなり、穴馬はきっちり穴人気し、結局人気同士で決まることが多い。

基本戦略は荒れるレース→絞らない。ケチらない。荒れないレース→絞る。ケチる。

荒れるレースはまず、軸馬を決め、相手を決める(最初から頭数は決めない)。消せる馬は消し、消せない馬はすべて買う。予算の総額から、出せるだけの金額を出し、それに応じて券種を決める。基本は3連単、3連複。勝負時は馬単併用する。荒れるレースでこそ勝負だ!

荒れないレースは軸馬から相手を絞る。荒れないことはわかっていても、自信度には差があるので、自信に応じて券種を決める。馬複、ワイド、3連複、馬単。点数は絞り、金額もケチる。荒れないレースでは基本的に勝負を控える。自信があっても、控える。

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