プラス過剰主義者山中です、こんにちは。私はプラス思考だと自分では思っています。

 プラス思考であるかどうかってのは、人をどれだけ誉めることができるか、で大体見ることができると思います。人を誉めることができる人間ってのは、それだけ余裕があるし、人間を肯定的に見ることができるということですからね。

 そういう観点で見れば、どうも日本人はマイナス思考の人が多いなあ、と思うわけですよ。お世辞ばかり多くて、実際のところ、人をけなしてばかりというか。それは、ひるがえって余計なプライドが多すぎる、ということになるんじゃないかなあ、と思うんですね。お世辞がないとうまくいかない文化ってのは、それだけ自分ばかり大切にしているってことじゃないんでしょうかね。価値観を共有するコミュニティ内(2月18日の日記で言う閉鎖系)でしか人を誉めることができない、そういう人がちょっと多すぎるように思うんですね。人を誉めるとか、お世辞を言うとか、そういうところから変えていかないと、本当のプラス思考ってのは生まれないと思うんです。

 だとすると、今日本人に普及しているタイプの「プラス思考」ってのは「自分の都合の良いように物事を解釈する」というだけのことになります。ならば、本当にプラス思考というのは必要なのか、と疑いたくなります。日本においては、もしやプラス思考というのはただのわがままの言いかえでしかないのかもしれない、と思うのですが、どうなんでしょうか。だとすると、私を含めてプラス思考というものを考え直していかねばならないなあ、と思ったりとか。

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